2020年3月20日金曜日

パタゴニアから帰国

以下、長文です(^^;;
3/14陸路チリからアルゼンチン入国予定でしたが、3/13夕方、アルゼンチンで緊急大統領令が発令され欧米路線は3/17以降30日間フライト禁止。
僕らの予定帰国便は3/18のブエノスアイレスからのフライト、惜しかった〜笑、アルゼンチン入国後にブエノスーブラジル経由でアメリカへ便を変更します、と笑っていたのも束の間。
その数時間後、コロナ感染国の国民はアルゼンチンにて14日間の隔離措置、が決まり…違反すれば罰金。ホテルに対象国外国人がチェックインする際にパスポートを提示して、そのまま14日間没収されるという、ある意味非常に効率的な隔離方法を実施。
そのため急遽手配を変更して、アルゼンチンには入国せす、陸路チリのプンタエレナスに戻り、サンチャゴからの帰国便を模索。
しかし、予想通りチリも3/14からアルゼンチンに追随し、3/16から対象国の国民は14日間の隔離措置を実施すると発令。アルゼンチンのようにパスポート没収はないものの、観光地は全て閉鎖、現地ツアーは全て中止、屋内待機が命じられ、観光禁止。ホテルは外国人ツーリストで満室に。情報が錯綜していたので、いろんな国の人たちと情報交換を〜。
さらに3/16にチリ政府は3/18から陸空海全ての国境閉鎖を決定。アメリカンとKLMは16日からそれぞれフライト運行停止を発表。
僕らが乗る18日のデルタは飛ぶのか飛ばないのか?国境閉鎖は入国だけ閉鎖か?出国する外国人も出れない完全閉鎖か?唯一まだフライト制限をしていないブラジルに17日中に急遽飛べるか?などなどひたすら情報収集。チリ日本大使館にも電話して。
ようやく取れた国内線でサンチャゴに移動して、空港目の前のホテルで待機。
結局、在日本大使館からチリ外務省に確認してもらい、18日も出国は可能と判断。あとはデルタ航空が飛んでくれれば…
と、厳しい状況の中、なんとかツアー予定日数と同じ日数で帰国できました。
今まで国境閉鎖によるスタックは何度か経験していますが、今回はジワジワと包囲されていく感じがして、精神的になかなかハードな仕事でした〜^_^
「国に帰る」ことの大切さ、難しさを実感できた貴重な数日でした。
お客様は皆様、こうなるかもと覚悟の上でご参加いただいていたので、とても冷静に、こんな状況の中でも、その日その日を前向きに楽しんでくださっていました。
1日にして刻一刻と変わる激動の情勢の中、旅程変更に伴う、変更や帰国便アレンジなど尽力していただいた関係者の皆様に心より御礼を申し上げます。
〜写真はプンタエレナスからサンチャゴへの国内線機内からパタゴニア大氷原上空〜










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